昨日は月一回の全社ミーティングでした。
当社では、このミーティングに合わせて勉強会を実施しており、その内容をご紹介します。
勉強会の中身は、社員が輪番制で担当しており、今回のテーマは「ユマニチュード」でした。
フランスで発達したケアの技術で、特に認知症や高齢者ケアにおける包括的なコミュニケーション技法とのこと。
「ユマニチュード」をアルファベットで書くと、「HUMANITUDE」。
HUMANが入っているように、「人間らしさ」を意味するフランス語の造語。
ケアを行う側が「あなたは大切な存在です」というメッセージを伝え、ケアを受ける側の尊厳が守られることで、両者に強固な信頼関係を築くことを目指したものだそうです。
ユマニチュードでは、尊厳を守るための具体的な技術として「四つの柱」を定めています。
①見る
▸方法:相手と同じ目線で(高さ)で、真正面から、時間をかけて(2秒以上、5秒未満)見つめる。
▸意味:「あなたに関心があります」という好意をつたえる基本。
▸NG:離れた場所から見下ろしたり、横から不意に近づいたりすると恐怖心を与える。
②話しかける
▸方法:穏やかで、優しく、前向きな言葉を選んで話しかける。これから行うケアなどを実況中継するように言葉にし続ける。
▸意味:言葉を通じて相手に安心感を与える。
▸NG:返事や反応がないから行わない、激しく、きつい、後ろ向きなどの言葉は使わない。
③触れる
▸方法:手のひら全体を使い、広い面積で包み込むように触れる。また下から支えるように触れる。
▸意味:介助を通じて優しさと安心感を与える。
▸NG:強くつかんだり、引っ張ったりすることは、「攻撃されている」「拘束されている」と感じさせる。
④立つ
▸方法:一日のうちに、合計で約20分間は立つ機会(洗面・排泄・移乗など)を作る。
▸意味:「立つ」という行為自体が、人間の尊厳の象徴である。同時に、骨を強く保ち、筋力の低下や寝たきりを防ぐため。
▸NG:安全のためと言って座らせておく、寝かせておく。
以上の四つの柱を、組み合わせて提供していくことが重要とされています。
そのことで、「あなたを大切に思っています」「あなたには人間としての尊厳があります」というメッセージを、介助を通じて伝えていくことができるとのことでした。
当社では、介護タクシーとして、運転だけではなく、付き添いやケアを行うことも多々あります。
その際に、こうした姿勢で接していくことは、とても大切なことと感じます。
研修を受けている際も、「なるほど」「そうだよね」などの同意の声が上がっていました。